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測量

 ドローンを使って測量を行う方法を5つのステップでご紹介します。目的によって手順が異なる場合もありますが、ここでは基本的な流れを説明していきます。

現地調査

 測量データの質を上げるために、実際に足を運んで現地調査(踏査)を行います。障害物の有無や通信状況を確認し、ドローン測量に支障がないかを確認するのです。

飛行ルートの作成

 現地調査の結果を元にして、ドローンの飛行ルートを作成します。専用のソフトウェアを用いて、測量現場ごとに最適なルート、高度、シャッター速度、撮影間隔などの要素を決定するのです。
 作成した飛行ルートによっては、安全対策や飛行許可申請が必要となるので、状況に応じて事前に対応する必要があります。また、ドローンの飛行は天候の影響を受けやすいため、天候を考えた上で予定日や予備日を決定します。

GCP(Ground Control Point)の設置

 ドローン測量をするに当たって、GCP(Ground Control Point)と呼ばれる地上の基準点を設置します。GCPによってドローンの正確な3次元位置を測定し、ドローンの位置情報と取得データから測量を行うのです。
 GCPの設置作業は、距離と角度を測れる装置(トータルステーションなど)を用いて行われます。

ドローンによるデータ取得

 設計したルートに沿ってドローンを航行させ、上空から地表情報を取得します。ドローンは飛行ルートに加えて、飛行高度やシャッター速度なども自動で制御されます。
 ドローンによる撮影が終われば、正確にデータを所得できているかを確認し、問題があれば再度航行させる必要があります。

専用ソフトで解析

 ドローンで取得した地表データを元に、専用ソフトで解析を行います。ドローンは地表情報を点群データとして取得するため、必要に応じて3Dモデルや鳥瞰図などの作成が可能です。

インフラ点検・調査

点検作業において注目を集めているのが「ドローン点検」です。

ドローン点検は、インフラや設備の安全性を確保するための有効な手段とされ、今後さらなる普及が期待されています。

「ドローン点検」は、無人航空機を使って施設や設備の点検を行う新しい手法です。

従来の点検作業では、作業員が高所や危険な場所へ上る必要があり、それがコストや安全性の面での課題となっていました。

しかし、ドローン点検を活用することで、これらの問題が大幅に解消されます。カメラ装備を備えたドローンにより、無人での高精度な点検が可能になりました。これによって、建物の外観や設備の状態、さらには維持管理の必要性まで、必要なデータを迅速に収集できます。その結果、作業効率が向上し、コストとリソースも軽減されるため、多くの業界で活用されはじめているのです。安全性も向上するため、今後さらに普及が期待されています。

空撮り

空撮用ドローンは、通信距離が長く高性能カメラを搭載していることが特徴です。小型から大型まで、幅広いサイズで空撮用ドローンは販売されています。
空撮用ドローンは、個人だけではなく幅広いビジネスシーンで活用されています。ここでは、空撮用ドローンの活用方法を解説します。

観光・自然保護

観光PR動画として、広大な山々や美しい渓谷などの迫力ある自然の映像を撮影するために空撮用ドローンは活用されています。上空のドローンから風景を撮影することで、その土地が持つ魅力を最大限に引き出すことも可能になります。自然保護の分野では、森林火災の消火活動の際に空撮用ドローンが活用されています。

測量や調査

空撮用ドローンは、立ち入り困難な場所や危険な場所の測量や調査に用いられています。空撮用ドローンを利用することで、短納期・低コストで測量や調査を行えるようになりました。

エンタメ

オリンピックやサッカーなどのスポーツ中継、野外ライブのようなイベントなどで、通常のカメラワークからは見られないような魅力的な映像を撮影できることで、空撮用ドローンは活用されています。

災害

災害発生時に空撮用ドローンが利用されるのは、被害状況を迅速に確認できるためです。広範囲の被害だったとしても、ドローンを活用することで短時間で被害状況をチェックすることが可能になります。また、飛行高度を低く保てるドローンは、逃げ遅れた被災者の早期発見にも役立ちます。